誕生日の花と花言葉で想いを伝えよう
シュウカイドウ(秋海棠)
花言葉 : 片思い、未熟、自然を愛す
原産地は中国大陸、マレー半島で日本には江戸時代初期に中国から園芸用として
持ち込まれ定着した帰化植物とされています。
園芸用として栽培されていましたが本州においては各地で半野生化して、
林などの湿り気のある半日陰でよく繁茂します。
バラ科の海棠に似た花を秋に咲かせていることから「秋海棠」との名がつきました。
海棠とは、4月の末から5月にかけて、蕾の頃は紅色で開花の時は少しうつむき
加減の薄いピンク色の花を咲かせる落葉低木でバラ科の植物で庭園木や
盆栽として高い人気があります
「棠」という文字は中国由来で一文字ではバラ科の落葉高木を意味します。
「海棠」とはもともと中国では美人の代名詞として高貴な花を指す際に
使われていた言葉で、玄宗皇帝が楊貴妃を評した際にも使われました。
中国では海棠の美しさは特別なものだったので海棠が日本に入ってきた際に、
漢字をそのまま使って日本語読みしたといいます。
地下に茎基部が肥大した球根をつくり初秋に開花したあと地上部が枯れ、
地下に養分が送られて球根が肥大し地中で冬を乗り越えます。
耐寒性は強く日本の各地で楽々と冬越しできる数少ないベゴニア種です。
シュウカイドウはベゴニアの一種ですが、ベゴニアの種類の中で早く
日本に入り、「秋海棠」という名がつけられ定着しました。
ベゴニアは四季咲きですが秋海棠の開花期は秋のみです。
その後さまざまな種類のベゴニアが日本に入りましたが秋海棠の和風な
姿とちょっと違った洋風な品種が多かったために、それ等は「ベゴニア」と
呼ばれることになり、秋海棠とは呼び名が違っていったのです。
秋になると葉腋にムカゴができ、あたりに自然に落下して繁殖します。
葉裏が赤いタイプや白花を咲かせるタイプがあります。
葉裏が赤いタイプや白花を咲かせるタイプがあります。
園芸品種、白花シュウカイドウ
在来のピンク花と比べて弱いので、混植しないほうがよいです。
◆しシュウカイドウの育て方
シュウカイドウは耐寒性があるため戸外で育てられます。
湿潤で明るい日陰や半日陰などが適しておリ暑さにも強いですが直射日光が当たると
葉焼けを起こしてしまいます。
乾燥に弱く風が強いなど乾燥する場所は生育が悪くなる可能性があります。
植え付けの適期は４月です。
塊茎が隠れる程度に植え深植えしないように気をつけましょう。
庭植えの場合 保水性を高くするため腐葉土をよく混ぜてから植えます。
庭植えの場合は湿り気のある場所であればほとんど水やりは必要ありませんが、
植え付けたばかりの時期などは気をつけましょう。
鉢植えの場合水はけがよく保水力のある、赤玉土小粒６：腐葉土３：軽石１などの
配合土が適しています。
鉢植えの場合の水やりは土の表面が乾いたらたっぷり水をやります。
水切れを起こさないように注意しましょう。
◆シュウカイドウの増やし方
秋海棠の増やし方には３種類あります。
1、むかごでの増やし方
花が終わる季節になると葉の脇にむかごができます。
むかごとは茎の一部が丸く太ってできたもので実とは違いますがむかごは地面に
落ちるとそこから芽を出し新しい株になりますので、むかごを収穫して植えて増やす。
２、種での増やし方
花が終わったあとの種を収穫して増やすことができます。
種は風で飛ばして遠くで繁殖させるためなので種での発芽率は高いので増やしやすい。
３、挿し芽での増やし方
茎を切り取り湿った赤玉土に挿し根が出たら植え替えます。
どの方法でも増やしやすいシュウカイドウなのです。
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シュウカイドウ（秋海棠）9cmポット【山野草】
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